映画「かくしごと」ネタバレ感想~

映画「かくしごと」

雑草

映画「かくしごと」観てきました!

「生きてるだけで、愛。」の関根光才監督第2作目です。
原作は「ミステリー作家が描く感動小説」として評価も高い、北國浩二の「噓」です。
主題歌を歌っている羊文学も好きなので、期待大で見に行ってきました~

それでは感想をつらつらと書いていきます~

映画情報

題名:「かくしごと」

監督:関根光才
原作:北國浩二
脚本:関根光才
出演者:杏、中須翔真、奥田英二、佐津川愛美、酒向芳など
公開:2024年6月7日
上映時間:128分
制作国:日本

Story

絵本作家の千紗子(杏)は、長年絶縁状態にあった父・孝蔵(奥田瑛二)が認知症を発症したため、渋々田舎に戻る。
他人のような父親との同居に辟易する日々を送っていたある日、
事故で記憶を失ってしまった少年(中須翔真)を助けた千紗子は彼の身体に虐待の痕を見つける。
少年を守るため、千紗子は自分が母親だと嘘をつき、一緒に暮らし始めるのだった。
次第に心を通わせ、新しい家族のかたちを育んでいく三人。しかし、その幸せな生活は長くは続かなかった─。
(公式HPより抜粋)

感想

全シーンが抽象的でボケっとしている
テンポが遅い
物語の軸が2つあるせいでストーリーがブレブレ
演者がいいだけにもったいない


前評判と予告を見た段階では結構期待して見に行ったのですが、
個人的にはあまり乗れない映画体験でした。
役者さんはみんないい演技をしていただけにもったいないなーという感想です。

長編デビュー作「生きてるだけで、愛。」で注目を集めた映像クリエイターの関根光才が杏を主演に迎え、作家・北國浩二の小説「嘘」を映画化したヒューマンミステリーになります。

抽象的すぎるシーンたち、テンポも遅い

映画というものは、具体的で分かりやすければいいというわけではありません。
抽象的なシーンから監督や演者の表現する意図を探ってより深く理解するというのも映画の大きな楽しみの一つであることは間違いありません。
ですが、この映画全シーン抽象的すぎるのです、それに取り方が悪いのか全体的に中途半端でボケっとしたシーンばかりでした。

また、物語がなかなか進展せずテンポが遅いことも個人的はマイナス点でした。
2時間越えの本作ですが、テンポよくいらないシーンを省くことで90分くらいのドラマにした方がよかったのではないでしょうか。

画像引用:公式HP

ブレブレなストーリー

本作の物語は事故で記憶を失ってしまった少年にまつわるミステリーと父親の認知症というドラマの2軸で進んでいきます。このせいで一本の映画としてストーリーがブレブレになってしまっている気がしました。
この二つの軸も最後に原作の題名のように「嘘」という言葉でリンクしてくるのですが、それ以外で2軸にしている意味がどうも薄いように感じてしまいました。
個人的には、少年にまつわるミステリーに絞ってみたかったなという感想です。

画像引用:公式HP

演者たちの素晴らしい演技、それだけにもったいない

本作、どの演者さんたちも素晴らしかったです。
杏さんのまさに声にならない叫びのシーンは凄まじかったですし、特に素晴らしかったのは父親を演じた奥田英二さんです。どの演技も文句が付け所のないすごい演技でした。
それだけに、映画としてみると勿体ない一作でした。

画像引用:公式HP

雑草

ここまで色々なことを書いてきましたが、この映画個人的にはハマれなかったです....
個人的にもったいないなという意見でした。

是非是非、劇場で楽しんでください!!

個人的な映画「かくしごと」の点数は、
星2.5

                                                                 です!!

映画「かくしごと」ネタバレ感想~” に対して1件のコメントがあります。

  1. ポポー石井 より:

    おっしゃるとことよくわかります。
    予告編で終盤の展開がバレているので、家族の穏やかな時間も
    ネタ振りにしか思えず余計モタモタ感じました。
    名作になり得る題材なのに生かしきれてなかったですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA